防犯ブザーを持つ
現在の日本は景気の悪化もあり、非常に多くの事件が発生しています。一人で登校や下校を毎日している小学生に関しては、間違いなく狙われやすい存在と言えるでしょう。マンションが立ち並び、近所付き合いも希薄化してきている中、地域が子供達を守る事は年々難しくなっています。防犯ブザーとは、大きな音を鳴らすというだけの簡易的な道具ですが、その音が非常に重要な役割を果たします。 防犯ブザーを子供に持たせておけば、何か危機が迫った際にそのブザーを起動させる事で大きな音が周囲へと発信され、地域住民に対して自身の危機を知らせる事ができます。そういった中で、大きな役割を果たすのが防犯ブザーです。もちろん、これらの防犯グッズを使用しなくても良い世の中であればそれがベストですが、いくら治安をよくしようとしても、一度悪化したものはなかなか改善されません。特に狙われるのは、力のないお年寄りや子供といった人達です。 個人個人で対策を練るしかないのです。今は昔のように、登下校の途中に近所のおじいさん、おばあさんが声を掛けて地域の治安を守るという状況ではなくなっています。そういう意味では、防犯ブザーの役割は年々大きくなっていると言えます。例えば、車で連れ去られそうになった際などに防犯ブザーを起動させる事ができれば、誘拐犯はその音に驚き、そして周囲の人達は何か起こった事に気付いて外へ出てくるでしょう。 防犯ブザーは、現在小学生を中心にかなり普及してきています。そうなれば、誘拐が未遂で終わる可能性は非常に高くなります。日本は安全、治安大国だと言われていたのも今は昔。
所持する目的
子供を狙った犯罪は、昔から決して少なくはありませんでした。その目的も、防犯ブザーと同じく音によって犯罪を未然に防ぐというもので、昔からの知恵がそのまま現代の防犯につながっているという事になります。つまり、防犯ブザーは犯罪を未然に防ぐ手段としては非常に適切なのです。ちなみに、防犯ブザーが商品化されたのは1970年代で、普及したのはストーカーという言葉が流行した90年代と言われています。 防犯ブザーは、犯罪心理学の観点からも優秀な防犯グッズと言われています。犯罪者の心理傾向としては、犯罪という非常に狡猾で大胆な事をする一方で、周囲への警戒、恐れといった心情も人一倍強く、そういった人間が最も恐れるのは、大きな音と言われています。それが希薄になった今、子供の安全を守るのは親、そして当人しかいないという覚悟が必要です。防犯ブザーは、外出時に携帯し、危険に巻き込まれそうだと思った時に使用する物です。 未然に防ぐべきトラブルは、誘拐、痴漢、強盗といった犯罪です。その為、目的は防犯という事になります。よって、所持する人は女性や子供が中心となります。 まだ防犯ブザーというものがなかった時代に、一部の地域では子供にホイッスル、つまり鳴子笛といった物を持たせていた事があったそうです。防犯ブザーを所持する目的は、そこにあります。しかし、それでも昔は子供を狙いにくい環境を地域全体で作っていた事もあり、まだ抑えられていた部分がありました。
登下校
近年では、ある程度高度な機能を有した防犯ブザーをレンタル品として貸し出しているケースもよくあります。そういった事もあって、地域全体の治安維持及び改善の活動にあたり、防犯ブザーを無料で配布するという動きが近年増えているそうです。 有名なのは東京都品川区で、区内の小学生に、GPS機能や通話機能を有した防犯ブザー「まもるっち」を貸与しています。その一方で、防犯や治安改善といった政策がなかなか足並みを揃えられない地域もあり、防犯ブザーの貸与と鳴子笛の配布が重なったケースもあり、格地域、格組織における連携が今後の課題の一つと言われています。 特に、登下校をする小学生のいる家庭に無料で防犯ブザーを配り、毎日持っているように指導をしている地域もかなりたくさんあります。こういった活動をしているというアナウンス自体が治安の維持に効果を生む事にもつながるので、今後も増えていくと思われます。 防犯グッズは扱いが難しい物、いざという時にとっさに使用できるとは限らない物、使用方法を誤ると大きな問題となる物、あるいは高価な物など、必ずしも有効でないケースもある為、なかなか全体で推奨するという事は難しく、警察もそれに難色を示すケースが多いと言われています。その中にあって、防犯ブザーは犯罪心理学の観点からも有効であるとみなされている点、価格が控えめである点、使用がとても簡単で、いざという時にでも使用しやすいという点などが評価され、その所持が推奨されています。